第4話 XRに携わるお仕事の内情 -【業界インタビュー Vol.7】Psychic VR Lab

第4話になりました!今回は、xRに携わる現場に対する、赤裸々な働き方・やりがい、そして給与と言った事情に切り込んでお話を伺います^^ 業界イメージがリアルに浮かぶ貴重なインタビューです(笑)ぜひご覧ください!

第4話 xRに携わるお仕事の内情

xRに携わるお仕事の内情

あいこ
あいこ
Psychic VR Labでのお仕事はどんなときが楽しいですか?
リリースされたものが世の中の全然知らない人たちに広がって、彼らが「楽しい」って盛り上がっているらしいというのを聞いたときはやっぱいいですよね。わくわくする瞬間というか……。基本ずっと楽しいですけどね。みんなそんな感じで仕事してます。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
これをやってみようってことが実装出来て認知される、またはお金につながると嬉しいですよね。
そうですね。基本的にわくわくしないことをやらない人たちなので。僕も含めてみなさん基本的に楽しんで仕事してます。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
逆にどんな時が大変ですか?
毎日大変です(笑)
浅見和彦氏
浅見さん
槙田
槙田
追われてますか(笑)
追われてますね。これは難しいんですけど、「なにが大変かが分からない」が大変なんですよ。この企画を実行することでどれくらい世の中に対して効果的であるかがVR・ARなどのxRは明文化することが難しいんです。なぜなら初めての取り組みが多いので。やってハマるかどうかも分からないし、出てきた数値がハマってるかもわからない。例えばWEB制作の場合、数値化しやすいし、制作費のコストや期間などの感覚はつかみやすいと思います。ですが、xRの場合、これを制作するためにどれくらいの期間と人数とコストがかかるのか、やってみないと分からないことも多くあります。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
た、たしかに…
そういう状況なので、クライアントさんとは、密にコミュニケーションをとり、お互いの認識を合わせながらすすめています。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
金額にしてもまだ相場がないわけなんですね。
今は価値ベースで金額がついているというよりは、稼働ベースで金額を算出されることが世の中的には多い気がしています。例えばグラフィックデザインやWEBデザインの場合、5万円でつくるデザイナーもいれば、500万でつくるデザイナーもいるじゃないですか。もっと上の方もいればその中間もたくさんいる。この差は何かというと、実績があるかないかだと思うんですよ。値付けの妙みたいなもの。xRは業界としてこれからなので、今後は相場含めて金額感みたいなものが算出されてくるのだと思います。
浅見和彦氏
浅見さん
槙田
槙田
ネームバリューを上げていかないと、ってことですね。
そういう意味では、たぶん業界としてはバチバチ競合し合うというよりも「一緒にマーケットを作っていきませんか?」という感じだと思います。
浅見和彦氏
浅見さん
槙田
槙田
拡張性って考えたら手段として、xRは今後絶対使われるであろうものですもんね。
とは思ってますけどね。僕らとしては絶対にVRやARなど、xRが生活の一部に必ずなっていくとは思っています。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
そう考えると本当に新しいことはじめるってすっごいですね。
すごいですよね!僕も毎日みんなすごいなって思いますよ。
浅見和彦氏
浅見さん

浅見和彦氏のインタビュー写真①

槙田
槙田
一案件にかかる時間はどうなんでしょう。案件によって違うと思うんですが
そうですね、まちまちではあるんですけど。要件がある程度決まっていて、制作する点数も少なければ2~3か月でサクッと終わってしまうときもあります。もう少し全体的なことを考えたりってなると半年かかるかな。長い案件でも改修して合計で1年という感覚です。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
社内で情報を共有をする際はどうされてますか?ミーティングや口頭が多いんでしょうか?
そうですね。今社員は30人位なんですけど、大きくチームが2つ。1つがプロダクトサイドで、STYLYというサービスをちゃんと動かすために開発している人たち。もう1つが僕も所属しているマーケティングサイドで、STYLYを使ってどうビジネスにするか考える人たち。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
なるほど。開発とマーケで分けられているんですね。
それぞれのチーム内は定期的なミーティングで情報共有しています。週に1回全体ミーティングと、月に1回役員を入れた全体会議があります。「こんな記事出てたよ」、「昨日これ見たけど超おもしろかったよ」といったやりとりは基本Slackですね。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
みなさん最新の情報をシェアしてるんですね。社外とコミュニケーションを取る際に気をつけていることはありますか?

浅見和彦氏のインタビュー写真②

僕は、受託プロジェクトでクライアントや別の会社さんとお仕事するとき、基本的に全部情報を伝えるようにしてます。知ってることややってることを全部言うようにする。例えば「あまりこれを言っちゃうと…」「これを知られちゃうと損だから」ということがあっても、基本的には全部言う。
浅見和彦氏
浅見さん
槙田
槙田
例えば開発ロードマップの中で期待されてるものはこれだけど、今は実現できません、といったような感じのことですか?
そうですね。例えば「新しいARコンテンツを作りたいから、一緒に作りませんか」というお話があったときに、普段から海外の事例を見てるので、「これが個人的な体験としておもしろかった」というアイディアをヒントとして出すようにしています。さらに、この元ネタも全部最初に教えちゃうんですよ。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
なるほど。そしたらその人から見た側面の見え方もあるし、またアイディアが膨らんでいったりしますもんね。
と、思うので僕は全部教えるようにしています。「僕らはこういうものをおもしろいと思っているんですけど、逆に皆さんのおもしろいと思うことも教えてください」と。「アイディアは一緒に考えましょうよ」って。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
活躍されてる方にお話をきくと、情報を閉じ込めると世界が狭まっちゃうだけだよってよくおっしゃっいますよね。
『Co-Creation』共につくる共創は、うちの会社も前から言っていて、社外秘や漏れちゃまずい情報や、これ言ったら失礼だとか傷つけちゃうようなことは言いませんが、誰も損しないような情報については、取り扱いには注意しますけど、言ってもいい状態にはしています。そのほうが円滑に進むんですよね。
浅見和彦氏
浅見さん
あいこ
あいこ
その方が話早いですもんね。どこから新しいヒントが得られるか分からないですし。
絶対オープンにしたほうがいいと思いますよ。
浅見和彦氏
浅見さん

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