イベントレポート

JARA2019(建築パース2019展)『空間体感の表現 ~「見る」から「感じる」へ~』イベントレポートVol.3:xRが人にもたらすもの

Posted
JARA2019(建築パース2019展)『空間体感の表現 ~「見る」から「感じる」へ~』イベントレポートVol.3:xRが人にもたらすもの

現実世界と仮想世界を融合させて「多様な新しい体験」を提供する『xR』技術。
それらの表現を可能にする新テクノロジーが、建築の表現にもたらすものは何か。
空間の視覚化の拡張は、表現の進化となるのか。
“体感の表現”を通して空間ビジュアライズの本質に迫ります。

空間体感の表現 ~「見る」から「感じる」へ~
イベントレポートVol.3:xRが人にもたらすもの

引き続きPsychic VR Labの山口さんより「日常にxRが入り込むと、人はどのような影響を受けるのか」事例やプロダクトを中心に紹介いただきました。

———————————————————–

もともと、最先端の技術であったVRは、現在はもう、日常に入り込んできています。スマホをかざすとARで情報が見えるようになり、地図さえも、ARでサポートできる状態になりました。さらに、VR上で日常を過ごす人、いわゆるVtuberも盛んになってきています。

スマートにスタイリッシュに、VRを瞬時に体感できるようになれば、今後、技術のブレークスルーはいきなり始まる可能性もあります。

例えば、Keiichi Machidaさんは、アート作品として、日常の世界の中に広告を表示させました。

Keiichi Machida

Keiichi Machida

また、WIREDで特集された「ミラーワールド デジタルツイン」は、現実世界のコピーをつくって、そこから生まれるものを表現したものでした。

ミラーワールド デジタルツイン

ミラーワールド デジタルツイン

5年前ではSFの世界だと思われていたものが、現実に技術の進歩により大きく前進しました。その分岐点は、『HoloLens』の発表です。HoloLensは、Microsoftが開発したヘッドマウントディスプレイ(HMD)方式の拡張現実ウェアラブルコンピュータです。現在、「HoloLens2」が発売されましたが、値段としては高額であるため、まだ利用用途はビジネス向けに限られています。

しかし、スマホをつなげて確認ができる「眼鏡型デバイス」が現在登場を控えており、香港に拠点を置くARデバイスのスタートアップMAD Gazeが開発した75gの軽量MRグラス「GLOW」や、nreal社が499ドルで2020年初旬発売を予定する商品など、すでに複数の安くておしゃれなデバイスが発表されています。
もはや、業務用としてだけでなく、街中でMRデバイスをつけて歩ける時代は、もう2020年より早々に訪れるのではないかと、言われています。

MAD Gazeが開発した75gの軽量MRグラス「GLOW」や、nreal社のMRグラス

MAD Gazeが開発した75gの軽量MRグラス「GLOW」や、nreal社のMRグラス